自営業者(フリーランス)が考えるべき医療保険

サラリーマンとの決定的な違いとは

実感する人は少ないでしょうが、給与所得者(サラリーマン)は会社によってかなり護られています。有給休暇ひとつを取ってみても一目瞭然ですね。仕事をしていないのに対価を得られるのですから、フリーランスからすれば夢のような話です。もちろん、その分余計な人間関係などを背負い込むこともあるでしょうが、それはまた別の話。とにかく、自営業者は一定の経済リスクを抱えている訳です。

経済リスクが現実の恐怖となって襲いかかってくるのは、病気になって働けなくなったときでしょう。国民健康保険には、健康保険や共済組合にある『疾病手当金制度』がないからです。180日もの間、標準月額報酬の2/3を得られる権利があるとないとでは大きな違い。高額療養費制度で自己負担の上限額が決まっているとはいえ、万一、長期入院にでもなった場合、貯蓄だけで入院生活を乗り切るのは厳しいと思います。

入院日額にプラスアルファする

入院して治療費がかかる挙句、収入もストップしてしまう……。考えただけでも恐ろしいこうしたピンチを乗り切るために、フリーランスはサラリーマン以上の保障が必要だと思います。

最初に浮かぶのは所得補償保険ですが、これは支払い条件が結構シビアだったりします。また、精神系疾患には適用されないことがほとんどで、加入の際には通常の医療保険以上に吟味する必要があります。

私が自営業者で、妻子持ちであるなら、入院日額の基本価格(?)である5000円にいくらか上乗せすることで対策します。高額療養費のもとでは、月にかかる医療費の自己負担額は最高で9万円程度です。これを30日で割って1日3000円。ざっくりとした計算ではありますが、最低限の保障は1日3000円でいいということになります。この入院日額を1万円等、多めに設定することで万一のピンチを乗り切ろうという作戦です。保険の種類は終身の60歳または65歳の短期払い込みプラン。保険料は上がってしまうものの、十分な安心を買うことができます。

ただ、「妻にもそれなりの収入がある」「貯蓄が順調に貯まっている」等、安心要素はあれば、1万円といわず5000円プラスアルファくらいでいいかもしれません。 もちろん理想は「貯蓄で対応する」です。経済リスクから言えば、フリーランスは会社員よりも不安定な世界に身を置いています。お金も面でも健康の面でも、医療保険には頼らないくらいの気持ちで自己管理にあたるのが調度いいのではないでしょうか。

▲ページトップへ戻る